今日は特別なことはなかったけれど、ふと嬉しくなる瞬間が、2つありました。
ひとつ目は、お客さまの一言。
私は接客の仕事もしています。
レジでお会計が終わったとき、あるお客さまがこう言ってくださいました。
「ここのお店の人は、みんな礼儀正しいですね」
その言葉が、自分ひとりにではなく、お店の仲間みんなに向けられたようで、じんわり嬉しくなりました。
普段、当たり前のように心がけていること。でもそれが、ちゃんと誰かの目に映っていたんだなと思うと、報われたような気持ちになりました。
そしてもうひとつは、帰り道で見た空。
いつもと同じ時間に車を走らせていたのに、今日はまだ少し空が明るくて、やわらかな夕焼けが残っていました。
ほんのりオレンジ色に染まった西の空。
季節は気づかないうちに、そっと次のページをめくっていたんですね。
光のある道を走っていると、不思議と心まで軽くなるようでした。
ほんの小さなできごとだったけれど、どちらも今日という日に、そっと灯りをともしてくれた気がします。
誰かのあたたかいひとことや、空の色の変化。
そんなささやかな瞬間こそ、大切にすくいあげていきたい。
忙しさに流されてしまいがちな日々の中でも、心の中に小さな光を少しずつ集めていけたらいいなと思いました。
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