“無”で生き延びた1日

日々のこと

朝、ゴミ出しに行きました。

目の前の山に朝靄がかかっていました。
朝靄を見ると、小学校の校歌を思い出します。
歌詞に出てくるのです。
歌詞は完全には覚えていなくて、でも今朝は歩きながら1番の歌詞を大分思い出しました。
近くに流れていた川の名前も出てきて、ああ、そんな名前だったなって。

ゴミ置き場の近くまでくると、近所の人に会ったので、そこで思い出し作業は中断しました。

その後は、雨が少し降っていたけど、感情はゼロ。
ただ傘をさして歩きました。

そこからわたしは、“無”になったのです。

ゴミ出しは面倒で嫌いです。
でも、今日も文句も言わず、ため息もつかず、ただ淡々と傘をさして歩きました。

そしてそのまま、仕事も“無”で乗り切りました。

一緒に働いている人のひとりが、なかなかイライラさせてくれる人で。
もういろいろ、関わりたくない。
なので、今日も”無”で仕事しました。

「今日はそういう日だった」と思えば、それでいいのかもしれません。

特別なことはなかったし、
自分で何かを選び取った感じも、正直あまりない。

でも、朝靄を見て昔の歌を思い出したり、誰かとすれ違ったり、働いたり、“無”になってでも、なんとか一日をやり過ごしたことには、小さな意味があるのかもしれない。

なんだかんだで今、ちょっとだけくたびれています。
でも、そういう日もありますよね。
そんなもやもやをこうして言葉にできただけでも、今日はよしとします。

また明日から心が動く文章が書けるように、今日はゆっくり休むことにします。

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