私は普段、楽譜さえあれば無敵!と思ってピアノを弾いています。
楽譜、神!と思っています。
クラシック出身の人なら、「楽譜があるから安心」という気持ち、きっとわかるはずです。
曲の伴奏でも、物語でも、人が作ったものは完成形なので心が落ち着きます。
でも、自分でコードで伴奏を作ろうとすると、ちょっと不安になります。
ちゃんとできるのか、自分の演奏で大丈夫なのか…。
最初はそう思って当然です。
楽譜とコードの違い
楽譜は完成された設計図です。
細かく音符が書かれていて、指示通りに弾けばほぼ完成形になります。
一方、コードは材料だけ渡されて「さあ自由に料理してみて」と言われるようなもの。
自由度が高い分、最初は戸惑いや不安が出ます。
特にクラシック畑の人は「正解がない」ことに慣れていないので、余計にハードルが高く感じるのです。
コード弾きの心理的壁
最初の壁は「完成形が見えないから不安」という気持ちです。
楽譜のように全部書かれていないので、「本当にこの押さえ方でいいのか?」と迷ってしまいます。
もっといい弾き方があるんじゃないか、と試行錯誤します。
迷った末、弾いてみると、意外と自分の演奏に愛着が湧きます。
「思ったより良いかも」と感じる瞬間が必ずあります。
完成形は人のもの、自分のものは不安。
でも作ってしまえば意外と好きになる。
これはまさにその通りです。
コード弾きのメリット
コード弾きの魅力は、自由度の高さにあります。
• 移調が簡単:キーを変えたいときも、コードの押さえ方を変えるだけでOK。
• 伴奏のアレンジが自由:リズムやアルペジオを工夫して、自分なりの伴奏にできる。
• 歌に集中できる:細かい音符を追わなくても、コードさえ押さえれば歌に意識を向けられる。
実際の練習ステップ
1. 好きな曲のコード譜を手に入れる(J-POPや有名な曲がおすすめ)U-FRETなどで探せます。
2. まずは片手でコードを押さえて歌う
3. 慣れたら左手でベース音、右手でコードを弾く
4. 最後にリズムをつけてアレンジ
この順番で少しずつ慣れていくと、無理なくコード弾き語りが身につきます。
まとめ
コード弾きは、「自分の音楽を自由に作る楽しさ」を教えてくれます。
最初は不安で戸惑うかもしれません。
でも、作ってみると意外と愛着が湧くものです。
うまくできるか不安かもしれませんが、やってみるしかありません。
クラシック畑の人ほど、コードを覚えたら演奏の幅が一気に広がり、無敵になれるかもしれませんよ。
おすすめの本
クラシック・ピアニスト向けに、詳しいコード奏法が書かれています。
参考になさってください。
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