今日は、強い雨が降り続いていました。
雨音は、生活の音や、車の音を掻き消して、静かさをもたらします。
雨で思い出すピアノ曲の1つが、ショパンの『雨だれ』です。
この曲の正式名称は『24の前奏曲 作品28』の第15番です。
フレデリック・ショパンが、1839年、恋人のジョルジュ・サンドと療養のため滞在したマヨルカ島のヴァルデモッサ修道院で作曲しました。
雨音が絶えず響くその音が、曲のモチーフとなったといわれています。
段々雨が激しさを増し、次第にまた静かになっていきます。
美しい曲です。
「雨」はどこか、ひとりでいる時間や、内面と向き合う時間を与えてくれるような気がします。
だからこそ、雨の日にピアノを弾くのが好きです。
静けさの中に、音がそっと浮かび上がるような感覚。
もしよければ、あなたも今日、雨の音に耳を澄ませてみてください。
そして、音楽の中にある「静けさ」を感じてみてくださいね。
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