歌うときに気を付けること―聴く人の心に届く歌い方とは?

音楽

歌うことが好きですか?
それこそ声を出すだけでも気分が晴れたりして気持ちがいいものです。
歌うことはそこに、感情や思いが乗ります。
泣けることもあります。

でも本当に泣いてしまったら、聴いている人には伝えたいことが伝わらないです。
自分のために歌うならいいですが・・・。

歌うときに、どんなことに気を付けたらいいと思いますか?

そもそも歌ってどうやって発生したのでしょうね。

鳥の鳴き声って色々ありますけど、聴いてるとおもしろいので、真似してみたのかもしれません。

遠くの人に何かを伝えるために、抑揚を大げさにつけて、聞こえるような発声法で始めたのかもしれません。

昔「学校へ行こう」という番組で、生徒が屋上から、
「ぼくは~、言いたいことがある~!」
と大声で叫び、運動場からほかの生徒たちが、
「なあに~?」
と叫び返す、青春の主張みたいのをやっていました。
あれは、歌に近いと思います。

歌の起源は、聴いておもしろいとか、伝えたいとか、そういうものが根底にありそうですね。

じゃあ、どんなことに気を付けたらいいのでしょう。

私は、聴く人に伝わるように歌う、ことに気を付けたらいいと思います。

当たり前のようで、難しいことかもしれません。

音読やお芝居でもそうですが、棒読みでは伝わりにくいです。

歌も一緒で、音程はちゃんと合っていても、一本調子で歌ってしまうと、ちょっと何が言いたいか分かりません。
歌の中で、どこが大事でどこがそうでもないか、メリハリをつけることも大事です。
ずっとf(フォルテ)とか、ずっとp(ピアノ)はお勧めしません。
その歌に主人公がいるとしたら、何歳か、どんな状況か、どんな気持ちかよく想像を巡らせて、なりきって歌えれば、聴く人もその世界に浸ることができます。

例えば言葉がなくても、歌というものは表現ができると思います。
声は楽器だからです。
知らない言葉でも伝わるものがあったりします。

今朝車の中で発声練習をしていたのです。
鼻に抜ける声を強化したかったので「にゃにゃにゃ~」でやりました。
車で流していた曲に合わせて、ず~っと「にゃにゃにゃ~」です。
「にゃ」だけで、切ない気持ちになったし、警告するような気持になったし、祈る気持ちになりました。

なので、言葉をはっきり歌うというのは、それほど重要ではないのです。

そして、よく知っている歌だからといって、惰性とか無意識で歌ってはいけません。
それは歌ではないと思います。
歌ではなくて、うなりです。

繊細に気を使って、しかも気を使っていることは表面には出ないように歌いたいなぁ、と思います。
なぜなら気付かれた途端に、相手は白けてしまうし、ちょっとうるさく感じて、疲れてしまいます。

まとめ

まず、伝えることを意識しましょう。
どうすれば相手に伝わりやすいかです。
相手や場所によって、表現方法も変わると思います。
その時々で、どうしたら伝わるか、考えたいですね。

そんなこともときどき考えながら、歌を楽しんでいきましょう。

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