コツコツ練習が、いちばんの近道

ピアノ

午後はずっとピアノを弾いていました。
というのも、弾けるようになりたい曲ができたのです。

ところがこの曲、音の変化が細かく、転調も多いため、なかなか手こずっています。
特に悩ましいのが、ミスタッチがなかなか減らないこと。

まずは音を正確に確認しながら、ゆっくり丁寧に1音ずつ弾いていきました。
次に、指使いを見直して、弾きやすい運指を探し、楽譜にメモしていきます。

18分音符や32分音符の細かいパッセージでは、鍵盤を目で追っていては間に合わず、テンポが崩れてしまいます。
そこで、鍵盤の距離感を「目」ではなく「手」で覚え込ませるようにします。
難しい箇所は部分的に取り出して、繰り返し何度も練習します。

転調するところでは、♯や♭の数を瞬時に把握してから弾くようにしています。

こうした作業は、とても地道で地味です。
全体を通して弾く練習よりも遠回りに感じるかもしれませんが、「急がば回れ」。
コツコツと積み重ねることが、結局は一番の近道だと感じます。

 

ミスタッチが少なくなってきたら、次は曲の構造を把握します。
同じメロディーが現れる場所や、各部分が曲全体の中でどんな役割を果たしているかを確認します。

さらに、強弱やテンポの指示など、記号もきちんと演奏に反映させていきます。

そして最終的には、自分なりの感性や解釈を表現することが大切になってきます。
初めてその曲を聴いたときに感じたことを大事にしながら、自分だけの曲想を描くことで、演奏がぐっと魅力的になるはずです。

 

地道な練習の先に、きっと心に響く音が待っていると信じて、今日も少しずつ前に進んでいきます。

 

 

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