今日は高校生の生徒さんのレッスンでした。
彼女は歌がとても上手で、「ピアノを弾きながら歌えるようになりたい」と話してくれています。
ピアノはまだ初級者。
今日はその夢への、数回目の弾き語りレッスンでした。
右手は使わず、左手のルート音を中心とした伴奏と歌だけでチャレンジ。
はじめはおぼつかない様子でしたが、少しずつ形になっていくのを感じて、自然とモチベーションが上がってきたようです。
そんな彼女に、私はこう伝えました。
「どんどん失敗していいよ。失敗した分、脳が“どうしたらうまくいくか”を考えて、ちゃんと覚えていくからね」
なかなか思うように弾けないと、練習が嫌になることもあります。
でも、練習は裏切らない。
すぐには見えなくても、積み重ねた分だけ、ちゃんと自分に返ってきます。
左手だけでも、声とピアノが重なる瞬間にはちゃんと音楽が生まれます。
今日のレッスンでは、そんな“最初の一歩”の尊さを、私自身が改めて感じました。
これから、少しずつできることが増えていくのが本当に楽しみです。
「歌が好き」という気持ちが、きっと彼女の音楽をあたたかく育てていくと思います。
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