「インドネシアの音楽って、どんな感じなんだろう」
もうすぐ旅に出るので、気になって“ガムラン”について調べてみました。
「インドネシアの音楽といえば…やっぱり“ガムラン”かな?」という気がして、ちょっと興味が湧いたのです。
ガムランは、インドネシアを代表する伝統的な合奏音楽で、青銅でできた銅鑼(どら)や鍵盤打楽器、太鼓など、いろんな打楽器を使って演奏されます。
「ガムラン」という名前は、古代ジャワ語で「たたく・打つ」という意味の「ガムル(gamel)」という言葉からきているそうです。
ジャワ島やバリ島など、地域によってスタイルや雰囲気が少しずつ違っていて、それぞれに個性があるのも面白いところです。
たとえば、ジャワ島のガムランは、宮廷文化と深く結びついていて、落ち着いていて優雅な音楽。
一方、バリ島のガムランは、宗教行事やお祭りと関係が深くて、テンポの変化が激しく、リズムも複雑。
すごくエネルギッシュで躍動感のある演奏です。
特に「コテカン」という、互いちがいで、複雑なリズムの掛け合いは、バリ独特の魅力です。
西ジャワ(スンダ地方)にも、ジャワやバリとはまた違った独自のガムランのスタイルがあります。
ガムランは、ただの音楽というより、神様や精霊と心を通わせたり、悪いものを追い払ったりといった、宗教的・精神的な役割もあるそうです。
それに、舞踊や影絵芝居(ワヤン)の音楽としても欠かせない存在です。
独特の音のゆらぎや倍音が生み出す、神秘的で癒されるような響き…。
聴いていると、なんだか心がすーっと静かになる感じがするのも、ガムランの魅力かもしれません。
ちなみに、2021年にはガムランがユネスコの無形文化遺産にも登録されているそうです。
インドネシアに行ったら、ぜひ本物のガムランの音に触れてみたいと思っています。
そしてインドネシアの空気をたくさん吸ってきますね。
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