モーツァルト「魔笛」を楽しもう あらすじ・見どころ・初心者におすすめの理由

音楽

オペラをご覧になったことはありますか?
正直に言うと、私もそんなに多くは見ていません。
初めて観たのは大学生のとき。
声楽の先生が出演するというので見に行ったのが最初でした。
学生席は安くて、舞台からはかなり遠い席でしたが、それでも迫力があり、「自分もこんな舞台に立ってみたい」と思ったのを覚えています。
その後も何度か劇場に足を運んだり、大学の図書館でDVDを借りて観たりしました。

ただ、一般的に「オペラ」というと、あまり流行っている印象はないかもしれません。
映画ならランキングや話題作が次々に出てきますが、オペラはどうでしょう。

でも実は、オペラを観たことがない方にもおすすめできる作品があります。
小さなお子さんからご年配の方まで、どなたでも楽しめる作品――それがモーツァルトの「魔笛」です。

「魔笛」あらすじ

物語は、王子タミーノが「夜の女王」から頼まれ、その娘パミーナを救う冒険に出るところから始まります。
鳥刺しパパゲーノや不思議な楽器の力に助けられながら、タミーノはパミーナとの愛を成就させるために数々の試練に挑みます。
最後には二人の愛が実を結び、パパゲーノも念願の恋人パパゲーナを得て、皆で神を讃える大団円となります。

聴きどころ・見どころ

• 夜の女王のアリア

「地獄の復讐がわが心に燃え」は、動画サイトでもよく取り上げられる有名なアリア。
怒りと復讐心を爆発させる場面で、超高音F6を含む難曲です。

• その他の名曲

「なんと美しい絵姿(タミーノのアリア)」「パ・パ・パ(二重唱)」など、技巧的で華やかな曲から親しみやすい旋律まで、聴きどころが満載です。

初心者におすすめの理由

• コミカルで親しみやすいキャラクター

鳥刺しのパパゲーノは陽気でおちゃめ。
3人の侍女もコミカルな掛け合いで物語を盛り上げます。

• ファンタジー映画のような冒険要素

魔法の笛や鈴、火や水をくぐり抜ける試練の場面は、まさにファンタジー映画を観る感覚。

• 耳に残るモーツァルトの音楽

親しみやすい旋律、美しい和声、リズムの工夫が随所にあり、映画やアニメでもよく使われるため自然と耳に馴染みます。

モーツァルトはこの作品に、民衆が楽しめる娯楽性と、彼が信じた理念(自由・平等・博愛)を込めました。
寓話的でありながら、人生の喜びや困難を鮮やかに描いています。

おすすめの映像・音源

👉 モーツァルト《魔笛》【日本語字幕】ベルリン国立歌劇場 / スイトナー(YouTube)

まとめ

オペラは「難しい芸術」ではなく、映画やミュージカルに負けないエンターテインメントです。
目の前で人が歌い、演じる姿は圧倒的な迫力と感動を与えてくれます。

もし少しでも興味を持たれたら、ぜひ検索してみてください。劇場での体験は、映像では味わえない特別なものです。

…ちなみに、もし私が《魔笛》に出演できるなら、3人の少年(童子)か、パパゲーナの役をやってみたいです😊

 

 

 

 

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